事前授業で「びわ湖クイズ」を活用することにより、びわ湖が抱える問題について知り、外来魚や水草を意識できた。
スイネックス調査は、思ったよりも子どもたちは関心を持っていた。にごりが凝縮されて、視覚的に分かりやすかったためだと思われる。実験のろ紙を顕微鏡で見たいという子もたくさんいた。
学習のまとめは各班「○○なびわ湖」について考えることができていた。しかし、20班もあったので発表に時間がかかってしまった。KJ法のように一斉に前面に貼り、仲間分けするとよかった。
環境学習を2日目だけでなく、2日間を通してしたことで、より学習が深まったと思う。
・  近くの川を汚すことが、びわ湖の水を汚すことにつながることがわかり、汚さないように気をつけようとする姿が少し見られるようになった。
・しょうゆを入れたペットボトルが一番緑色がこいね。プランクトンが増えたんだね。
・やっぱり、私たちの出す水とプランクトンの量は関係しているんだね。
・生活排水の出し方に、これから気をつけていきたいね。
Aびわ湖の環境問題について調べよう。
@びわ湖の水に生活排水が入るとどうなるのかな。(『あおいびわ湖』P52の実験)
・びわ湖の水は生物の恵みなんだね。
・水にいるプランクトンは、私たちに影響をあたえていることがわかったよ。
・場所によってにごりやにおいがちがって、不思議なびわ湖の水。
・プランクトンと、私たちの生活には何か関わりがあることがわかったよ。
D見つけたびわ湖の秘密をまとめよう。
Cわかったことを確かめるために、どの実験をする必要があるかな。
指導者用手引@
@「スイネックス」で大津港の水の色を確かめよう。
 ・うわっ、きたないなぁ。
 ・ろ紙が緑色(茶色)になったよ。
 ・原因はプランクトンかなぁ。

(1)1日目大津港(三井寺ウォークラリー後)
フローティングスクールでの学習

 『びわ湖の水の秘密を探ろう』をテーマに2日間の学習に取り組む。航海1日目に「スイネックス」を使用し、琵琶湖の水のにごりの主な原因がプランクトンであるということを実験・観察から知る。そのことを共通認識として2日目のびわ湖環境学習に臨む。びわ湖環境学習では『プランクトンウォッチング』『「湖の子」水調べ』『スイネックス実験』の3つの学習を関連づけながら、びわ湖の水の実態について探究する。班で相談し、学習の順序を決めたり、実験・観察を繰り返したりするなど、児童が探究的に課題に取り組めるような手だてを取り入れた。

A どんなびわ湖になるといいかな。
 ・びわ湖の水はどんどん汚くなっているから、きれいになってほしいな。
 ・水をきれいにして泳いだり飲んだりしたい。
 ・びわ湖がきれいになれば、観光地としてもっと有名になるよ。
 ・水がきれいになれば、魚や鳥が棲みやすくなる。
<1日目>
 長浜港 −−−− 白石 −−−− 沖島水道−−−− 大津港
 10:00発                              13:50着

<2日目>
 大津港 −−−− 多景島 −−−− 長浜港
 10:25発                   14:30着

【学習展開】

(1)びわ湖のために、私たちにできることを考えていこう。
 ・長浜の水がにごっていることを証明したいから、もう一度水調べで確認しよう。
 ・3つの地点のちがいがはっきりわかるからスイネックスでもう一度確認しよう。
B3つの学習から、びわ湖の水の秘密をいっぱい見つけよう。
(3)2日目のびわ湖環境学習
Bびわ湖の秘密を新聞でまとめよう。
指導者用手引A
(2)1日目夜(『湖の子』夕べの集い)

〒520−0047 大津市浜大津5丁目1−7  

 びわ湖フローティングスクール

TEL 077−524−8225  FAX 077−524−8226

【研究テーマ】 



 
  びわ湖の水をろ過したろ紙をデジタル顕微鏡に投影したもの。植物プランクトンがたくさん付着していることがわかります。   びわ湖の水のにごりの主な原因がプランクトンであることを知りました。   2日目のびわ湖環境学習にどのように取り組むか班で相談します。学習する順序をみんなで決めました。
  「児童が自ら課題を持ち探究的に取り組む、
  びわ湖環境学習のあり方を考える」
学校での事前学習

【考察】(研究の成果と課題)

@ 『びわ湖クイズ』に挑戦しよう。
 ・滋賀県の鳥は「野洲のおっさん」で有名なカイツブリだね。
 ・プランクトンがいて、びわ湖だけにしかいないものもいるんだね。
 ・びわ湖には外来魚や水草の環境問題があるんだね。
【航海の特色】
【航路】

【指導者の声】

学校での事後学習 



 
  顕微鏡でプランクトンの観察をしました。動物プランクトンや植物プランクトン、琵琶湖固有のプランクトンを観察することができました。

              指導者用手引B      
  スイネックスを使って、大津港沖・白石付近・長浜港沖の水のにごり具合を比較しました。プランクトンと水のにごり具合が関連していたことがよくわかりました。

              指導者用手引C
  水調べ用水槽を使って、大津港沖・白石付近・長浜港沖の水調べをしました。にごり具合とプランクトンの関係、にごり具合とにおいの関連について気づくことができました。
              指導者用手引D
Aデジタル顕微鏡で、水が緑色だった正体を探ろう。明日のびわ湖環境学習の順序を話し合って決めよう。
 ・小さなものがいっぱいいるよ。
 ・にごっていたものは、プランクトンだったんだね。
 ・スイネックスが十分にできなかったから、じっくりやりたいな。
 ・プランクトンウォッチングやスイネックスは面白そうだから、後でじっくりしよう。

 
 スイネックスを使用して、大津港の水をろ過しました。
ろ紙には、緑色(茶色)の物質が付着しました。

びわ湖クイズ
事前学習が環境学習の充実につながった。本航海では、1学期に『あおいびわ湖』を使って学習を進めていた。また、事前の「びわ湖クイズ」も、指導者の感想からも有効にはたらいていた。
本航海、大事にしたことがみんながわかる、みんなができる学習である。まず、大前提の「水のにごりの主な原因はプランクトン」ということを1日目におさえたこと、これが2日目の環境学習での児童の思考に大きく役立ったと考えられる。
・  探究的な学習のアプローチの1つとして、環境学習の順番を自分たちで決めた。結果は、理科的な思考で順番を決められた班はなかった。難しい内容であったといえる。課題を持つことが、探究的学習には不可欠であると実感した。