《「水のちがい調べ」を学習してわかったことや考えたこと》
・同じびわ湖の水でも場所によって水のにごり具合やにおいなどがちがうことがわかった。
・宇治川、南湖、葉山川、北湖の水はそれぞれちがう。にごっている理由は、主にプランクトン
 なので、このことから宇治川はプランクトンが少ないことがわかりました。
・同じ水のにごり方でも見え方が違う。例えば同じ300cmでも、はっきり見えて300
 cm以上みえるのと、ぎりぎり300cm見えるのがあるということがわかった。
 
《「水のにごりの原因調べ」の学習をしてわかったことや考えたこと》
・にごりの原因は川のゴミだと思っていたけど、プランクトンとわかってびっくりした。けん
 びきょうで水を調べると目にはみえないプランクトンがみえた。
・にごりの原因は水がどろとまじってとか、ごみをすててきたなくなったからと思っていたけど
 主な原因はプランクトンだということがわかった。ろ過した水を見たらすごくとう明な水でし
 た。

《これから調べてみたいことや不思議に思ったこと》
・びわ湖に似た環境の場所はほかにもあるはずなのに、ビワクンショウモやスズキケイソウな
 どは他でも見られるのだろうか。
・プランクトンはなぜ増えるのだろう。
・北湖と南湖は同じびわ湖なのになぜ、にごり具合がちがうのか不思議に思った。

課題を明確にし、事前・事後をふくめた探究的な学習のあり方 
〜水調べの学習を通して〜
【研究テーマ】 
【航海の特色】
〈班でのまとめで出た主な意見〉

【学習展開】

[学習のまとめカード]
 本航海では特に「琵琶湖や川の水の実態を知る」ために、「湖の子」水調べとプランクトンウォッチングのつながりをもたせる学習を展開した。
 また、学習のまとめの時間は乗船後も児童の学習意欲をつないでいく重要な時間ととらえ、
乗船中に2回(個人・班、全体)設定した。

 
 プランクトンが増える原因を調べよう  地域に向けての発表会
   
家庭排水に含まれる栄養素(リン)について調べる。
 5年生になって学んだ環境学習を地域の方々に発表する。
 【指導上の留意点】

・この2つの活動をつながりのある活動として取り組むことは大変有効であったが、そのため
 には、各活動のまとめの時間に指導者による、その活動でのまとめと、次の活動へとつなげ
 げていく「次の活動で〇〇をあきらかにしよう」といった言葉かけが重要になってくる。
・班でのまとめをする中で、それぞれの活動のねらいへ迫ることができた。班担当をする教師
 が学習のねらいを共通理解しておくことが重要である。
・事前学習で地域の川調べをしたり、乗船時の環境学習ついて見通しをもち、めあて設定した
 りしたことは、乗船中の学習意欲を高めることにつながった。また、乗船中に班や全体で調
 べたことを交流することにより、以後の環境学習の広がりと意欲につながった。
・「水のにごりの原因調べ」では、ろ過前とろ過後の水の違いを明確にするため、プランクト
 ンネットで濾したものを使う必要がある。
 【指導者の声】

・水のちがい調べ、水のにごりの原因調べともに、学習のめあてを設定したことで意欲的に
 調べることができた。子ども同士の会話の中にもびわ湖のにごりを北湖付近で注意深く見
 て、葉山川と比べている会話を聞くことができた。
・学習のめあてを明確にしていたことにより、子ども達も意識していたと思う。2日目のびわ
 湖環境学習だけでなく、びわ湖展望のときも水の色やにおいなどを見ておこうと声をかけあ
 っている児童もいた。
・めあての設定をしたことが良かったと思います。フローティングスクールで自分のしたいこ
 と、確かめてみたいことを明確にしているので、子ども達にとってもより意欲的に取り組め
 学習の振り返りもしやすかった。
・子どもたちの代表がびわ湖から採水し、ろ過をしたことで、にごりの原因がろ紙に集まって
 いるということがより具体的に視覚的に子ども達は理解することができた。
・事前、事後の学習を系統だてて行うことでフローティングスクールでの活動がたいへん生か
 されたと思った。考え方の筋道を示すことになり、びわ湖の水に興味をもたせるためにはた
 いへんよかった。
≪学校での事前の学習≫
 ・学校の近くを流れる川は、どこから、どこまで流れていくのか調べる。
 ・お互いの学校の地理的位置を調べる。
 ・自分たちの使っている水道水はどこからきているのか振り返る。
 ・南湖、北湖では水の様子にちがいがあるか、また、それぞれの学校の近くの川の水の様
  子にはちがいがあるかを予想し、自分の考えをまとめる。
 ・「水のちがい」についての自分なりの調べ方を決める。(触る・臭う・色・「湖の子」水調べ など)
 
        学校の近くの川調査
 
学校の横を流れる川について川幅、周りの様子、流れ方、にごり具合などについて調べる。

≪フローティングスクールでの学習≫ 【1日目】
「水のにごりの原因調べ」に使用する水を採る   「湖の子」の夕べ
 
1、採水方法を全体で聞く。
2、採水を各班の代表が行う。

(ろ過前とろ過後の水の違いを明確にするため、 プランクトンネットで濃縮した水をとる。)  
1、自校の環境学習の取り組みや、2日目の環
  境学習の課題や結果の予想を発表する。
2、地図上で、乗船校の地理的位置や、びわ湖
  に流れ込む川と流れ出る川の水の流れや、
  自分たちのくらしとびわ湖のかかわりを確認
  する。

  【2日目】 びわ湖環境学習  (8:30〜10:50  35分ずつ4ローテーション)
      @水のちがい調べ(3階甲板)  A−1 水のにごりの原因調べ(2階学習室)
1、めあてを確認する。(「水のにごりの原因調べ」
  を先に行ったグループについては、にごりの原
  因がプランクトンであることをふまえて、学習の
  ねらいを伝える。)
2、自分で決めた方法で水の違いを調べる。
  (におい、色、さわり心地など)
3、「湖の子」水調べでにごり具合を測定する。
4、にごりの原因が何であるかを次の「水のにごり
  の原因調べ」で明らかにすることを伝える。
1、めあてを確認する。(「水のちがい調べ」を先
 に行ったグループについては、にごりが場所に
 よってちがうことをふまえて、にごりの原因を調
 べることを伝える。)
2、布フィルターを使い、採水した水をろ過する。
3、ろ過した後の水と、ろ過する前の水を比べ、
  にごりの原因物質がフィルターに集まったこ
  とを確認する。
A−2 水のにごりの原因調べ(2階学習室)  学習のまとめ@A
 
 
4、にごりの原因物質をスポイトで採り、顕微鏡で
  観察する。
5、にごりの主な原因がプランクトンであることを
  確認する。
1、「水のちがい調べ」「水のにごりの原因調べ」
  の2つの学習から「わかったことや考えたこ
  と」「これから調べてみたいことや不思議に思
  ったこと」を個別の「まとめカード」に記入する。
2、「班のまとめカード」に記入していく。
3、全体で交流し、事後の学習課題の見通しをも
  つ。
 ≪事後の学習≫(共通課題)

・プランクトンが増えすぎるとどうなるのだろう。(調べ学習)
・食物プランクトンはどうやって増えるのだろう。(プランクトン培養実験)
・どんな家庭排水の中に栄養(リン)が含まれているのだろう。(薬品による実験)
・ヨシの浄化作用について知ろう。(フローティングスクールの学習プログラムを使用)
・びわ湖のために自分たちにできることを考えよう。
・地域の方々に学習したことを発表しよう。

520−0047 大津市浜大津5丁目1−7
  びわ湖フローティングスクール  
077−524−8225  FAX 077−524−8226